2017/03/20

Jockey Club Innovation Tower

<内容>
Jockey Club Innovation Tower(Zaha Hadid)
Run Run Shaw Creative Media Centre, City University of Hong Kong(Daniel Libeskind)
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Jockey Club Innovation Tower(Zaha Hadid)

デコン出自の二人、Zaha HadidとDaniel Libeskindを同日に見たが、Zaha Hadidのビジョン・建築自体の力強さが際立っていて、建築を質高く実現するために高いCAD技術を駆使し、仕上、ディテールの検討がよくなされていて、事務所としての強さを感じた。

















校舎内の雰囲気もよく、研究室やマテリアル室も見ていて楽しい。




Run Run Shaw Creative Media Centre, City University of Hong Kong(Daniel Libeskind)

いいなと思ったのは、線が多くて不整形なため、パースが効き、それが空間的な面白さになっていたこと。
また、不整形なプランにより、取り残されたようなスペースができ、そこが様々などうにでも使えそうなスペースとなり、多くが人々の居場所となっていた。
一方、どうかなと思ったのは、デザイン上、材料にロスが多く、加工に手間もかかるため、この最適化にリソースを割く必要があること。絶対的な建築家・デザイナーが決める線が多過ぎて、設計が大変なこと。融通の利かない幾何学の形に縛られてしまい、プランか形のどちらかが中途半端になること。